学校の情報教育で活用できる無料サービス

探せば見つかる!学校の本格的な情報教育のための安全・有用なサービス

私が勤務していた公立学校では体験型の授業がありました。普段は国語を教える一方で、体験型授業ではプログラミング学習に携わりました。

生徒たちはChromebookを使っていました。ICT教育という言葉がなかった数年前までは生徒1人にpc1台は考えられませんでしたから、有難いですよね。Chromebookはシンプルで良いのですが、Chromebook単体で完結しているクローズドな印象があります。セキュリティ面への配慮が必要ですからいたしかたないと言えます。学校現場ではあくまで「入口」を経験するということなのかと。私立学校ですと、設備が整っていることと思いますが、工夫次第で公立学校でも試せることが多々あります。

progate | for school~プログラミング入門~

progate | for school
手順に則って申し込むと、学校の端末で環境構築不要・ブラウザ上にて学習できるサービスです。
私自身、プログラミング知識・技能0の時、一般向けprogateのプログラムで学習させていただきました。一通り学習した後、簡単なサイトをつくるUdemyのオンライン学習をスタートさせたのですが、progateでのプログラミング入門学習をしていたことが役立ちました。「自分にできるのだろうか」という不安の垣根を越えることができるサービスだと感じています。生徒たちにも体験してもらえたらと考え導入しました。学習をし終えた後、実際簡単なサイトをつくって発表するに至りました。

Visual Studio Code for the Web~ブラウザ上で使える高性能エディタで、手を動かし、コードを書いて、つくる~

Visual Studio Code for the Web
インストール不要で高性能エディタのVS Codeが使えます。学校の端末ですと、そもそもエディタをインストールできず、メモ帳にコードを書いている場合があるかと思います。Web版では使えない拡張機能もありますが、学校現場において、プログラミング初級段階のうちから開発の定番VS Codeを使えるとは、本当に有難かったです。エディタでコード書いて、HTMLファイルをクリックしてブラウザに反映されていく喜びは、クリエイター魂を大いに発動させますよ!

Pyweb~Pythonが環境構築なしで試せる~

Pyweb
Pythonの実行・学習プラットフォーム。このサービスは、生徒が「こんなサービスがありました。皆で使ってみましょう。」と教えてくれました。生徒から教えてもらうことも多かったです。環境構築不要で試せるので、よりプログラミンングが身近になります。課題を与え、Pythonで実現するという授業を行いました。

これらのサービスを基礎に、実際にさまざまなものを作っていきました。生徒たちは創る喜びを感じることができたようです。

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